この夏、祖母は突然、固形の食べ物を受け付けなくなりました。
いえ、正確に言えば、固形物を食べても
口の中でかみ砕き、咀嚼はするものの、飲み込めなくなったのです。
食べ物の水分や味を吸い取り、残りは飲み込まず吐き出します。
(水分のみ飲み込める←むせません)
一週間、食べられなかったときは「もしかしてこのまま・・・」と
主たる介護者の叔母は思ったそうです。
一時は胃ろうの話も出たようですが、肝臓が胃の前面にかかってきている
とかで、手術をするのも難しい手術になるとか・・・
かといって、経鼻栄養ではチューブの自己抜去が懸念されました。
本当にこのままでは・・・と誰もが思っていましたが
はじめは嫌がっていたエンシュア(高カロリー流動食)を飲むように
なってからは小康状態を保っています。
もう元気もなく、顔色もよくありませんが
それでも排泄はトイレで・・・ということにこだわっているところが
我が祖母ながら、すごいなぁ・・・と思います。
しかし、以前はまだまだ自分の力で・・・という気持ちがあるというのが
見てとれましたが、今は過剰介護になりがちな施設介護員(私)の
介助方法にも、されるがままで・・・
この夏を、無事に乗り切ってくれると良いのですが。
ご先祖様。お盆で帰って来ていても、まだ連れて行っちゃダメですよ。
もう少し、時間をください。